新宿オカダヤさんのtwitterアカウントで紹介されたボンディック、「ライオンボードにも使えれば……」と考えた方も多いのではないでしょうか。
もしボンディックが造形にも使えれば、瞬間接着剤でくっつけにくいダーツ部分も4秒で接着することができ、かなりの時短になります。
そこで今回は、液体プラスチック「ボンディック」がライオンボードに使えるか、他にどんな素材に使用出来るのかを調べてまとめてみました。
「ボンディック」はライオンボードに使える?
公式サイトの取扱説明書によるとボンディックが使用できない素材は、
- ポリエチレン(食品容器など)
- ポリプロピレン(CDケースなど)
- フッ素樹脂(テフロン)
- シリコンゴム(パッキンなど)
- 発泡スチロール
- アクリル樹脂
などです。
ライオンボード(リアラボード)はポリオレフィン系樹脂です。
amazon商品説明欄参照:リアラボード(ソフトボード/旧ライオンボード) 1.5×666×1000mm Mサイズ
「系」と書かれているのでハッキリしませんが、ポリオレフィンの内の一つであるポリプロピレンにボンディックが使用できないため、ライオンボードにボンディックは使用できない可能性がかなり高いです。
しかし、ボンディックを見切るのは少し待って下さい! ボンディックはライオンボードには使用できませんが、他の場面でコスプレ衣装製作の時短アイテムとして活躍するのです。
コスプレ衣装製作におけるボンディックの活用方法
残念ながらライオンボードに使用できないボンディックですが、プラスチックや布には使用が出来るので、造形ではなく布の衣装製作に大いに役立つのです。
オカダヤさんのツイートした動画のように、リボンやボタンなどの装飾を布に貼り付ける際に大活躍してくれます。
こちらはメーカーでも新発見✨ボンディックはリボンやボタンも生地に接着可能です😉瞬接やったら指に付着してあせる心配もボンディックならございません😊 pic.twitter.com/rW8dTItKs6
— オカダヤ新宿本店コスプレ部 (@okadayaCOSPLAY) 2018年7月14日
フェイクボタンを大量に付けなければならない場合、一つ一つを縫い付けるのはあまりにも時間がかかりすぎてしまいます。
手芸用ボンドでもボタンはつけられますが、乾燥するのに時間がかかる上にツルツルしたものは簡単に剥がれ落ちてしまう危険性があります。
ボンディックならばUVライトを使用すれば約4秒で、さらにひと手間加えればツルツルしたものでもガッチリ貼り付けることができるので、修羅場を迎えがちなコスプレイヤーにはおすすめの一品です。
(ボンディックはツルツルしたものでも接着できますが、少しやすりがけをしてザラザラにすると強度が上がるためひと手間加えることをおすすめします)
他にどんな使い方ができるか、ボンディックの使用可能素材を確認してみましょう。
ボンディックは他にどんな素材に使用できる?
公式サイトの取扱説明書では、
- 金属
- 木材
- プラスチック
- 石
- レンガ
- ガラス
- セラミック
などの素材に対応していると記載があります。
以上の素材「のみ」ではなく「など」と記載があるため、オカダヤさんの動画で証明されたように布などの別の素材にもまだまだ使用できる可能性があります。
ひとまずコスプレ衣装製作で使用しそうな「金属」「プラスチック」「布」に使用できるだけでも十分使用価値があると言えるのではないでしょうか。
金属に対応しているのでスナップボタンやホックもボンディックでつけることができます。筆者は手縫いが嫌いなのでこのためだけにボンディック導入を考えるほどです……。
プラスチック系であればビーズも貼り付けることができるので、ビジュー風の装飾もいっぺんに塗布・配置→あとでまとめて硬化、という順番でラクラク製作ができそうですね。
まとめ
- ボンディックはライオンボードには使用できない
- 布製の衣装製作では時短アイテムとして大活躍!
- 金属・プラスチックOKなので、スナップボタンやホック、プラスチックパーツなどにも使用可
以上、ボンディックについてまとめてみました。
残念ながらライオンボードには使用できないボンディックですが、その他の場面では十分に活躍してくれそうです。
衣装製作の時短がしたいという方は是非一度導入してみてはいかがでしょうか。