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デッドバイデイライトのリージョン・スージーのコスプレ衣装の作り方


みんな大好きDead By Daylight(デッドバイデイライト)に先日追加されたキラー「The Legion(リージョン)」、絶対みんな好きやろ? 私も好きだよ……。

恐らく4人のビジュアルを見た時点でああ……と思った方が多いと思いますが、やっぱりスージーが一番人気なんでしょうか。課金額は多かったようですね。私もスージーが一番すき……。

(ところでスージーのスペルってSusieなんでしょうか。Donnary21stさんが公開している設定画ではSuzzieに見えますが、公式HPのキャラクター説明ではSusieですよね)

今回は、一人でも多くの方にコスプレしてもらうべく、私のイチオシのキラー「リージョン」のスージーのウィッグ・コスプレ衣装・小道具の作り方をまとめてみました。

  1. DBDのリージョン・スージーのウィッグの作り方は?
    1. 毛先にかけて色が薄くなるようにグラデーション染めをしよう
    2. ベースはホワイトゴールドのセミロングウィッグがおすすめ
  2. Dead By Daylightスージーのコスプレ衣装の作り方
    1. マスクは面芯に粘土を盛るのがおすすめ
    2. チョーカーはプチプラでサクッと揃えよう
    3. パーカーはポケットと血糊がポイント
    4. スカートは全く同じチェック柄を探すのが難しいかも
    5. タイツは厚手のものを慎重に加工しよう
    6. 靴はハイカットスニーカーに汚し加工を
  3. デッバイ・スージーの武器の作り方と注意点

DBDのリージョン・スージーのウィッグの作り方は?

Dead By Daylightのゲーム画面スクショを参考にするのもよいですが、どうしても画面が暗いのと見えにくい場所がある(首や足元などは隠れがち……)ので、DbD開発チームのDonnary21stさんがtwitterで公開して下さっている設定画を参考にデザインを確認していきましょう。


スージーは派手な髪色をしていますが、アニメキャラのようにパキッと一色になっているのではなくグラデーションがかったリアリティのある色合いです。

これまで二次元キャラのコスプレしかしていないと、どんな風にウィッグセットをすればいいか迷ってしまいますが、一つひとつ特徴をチェックしてしっかり再現していきましょう!

毛先にかけて色が薄くなるようにグラデーション染めをしよう

スージーの髪色は、恐らく「ブリーチした金髪にショッキングピンク(エメラルドグリーン)を入れて、毛先の色が落ちている」状態です。

こういったリアルな髪色を既製品のコスプレウィッグそのままで再現するのは不可能です。

スージーのキャラグラに近い髪色を再現するには、ウィッグをグラデーション染めする必要があります。

ウィッグのグラデーション染めは少し手間がかかりますが、初心者の方でも充分ぶっつけで挑戦できるものです。

ウィッグ染めに使う染料は(基本的に)ポリエステル用の染料です。以下の記事に、ウィッグ染めに使う染料やグラデーション染めの方法、染め方を載せているブログなどをまとめてあるので是非参考にしてみて下さい。

スージーの髪は毛先が色落ちしているとはいえ、染まっている部分はかなりビビッドに濃く染まっているので、個人的にはポリエステルダイ染めタローがよいと思います。

「どうせほとんどをピンク(エメラルド)に染めるなら、ベースウィッグをその色にして毛先の色を変えた方がいいんじゃ……?」と思ってしまいがちですが、ベースは必ずホワイトゴールドか白をお選び下さい。

ベースはホワイトゴールドのセミロングウィッグがおすすめ

スージーの髪はほとんどがピンク(エメラルド)なので、その色のウィッグをベースにグラデーションを作りたくなってしまいますがウィッグは地の色よりも薄くはならないため、グラデーションの中で一番薄い色をベース色にする必要があります。

スージーの場合は、ショッキングピンク→薄いピンク→ホワイトゴールドの順のグラデーションなので、一番薄い色=ホワイトゴールドのウィッグをベースにします。

クラッセ SARAナチュラルミディ Sシルバー01

クラッセならばこのあたりの色がおすすめです。クラッセは加工向きのPROとSARAがあるのですが、スージーは特に加工する必要がないのでSARAの方がよいと思います。(が、めっちゃサラサラなので傷んでるっぽく加工するのが難しいかもしれません)

真っ白ではなく黄味がかった色がベースになっているので、ウィッグを染めると染料の色よりも少し黄味寄りの色に仕上がります。

私はその方が自然(金髪を染めたっぽくなるので)でいいと思うのですが、気になる方はホワイトウィッグをベースに染料を二色用意してピンク→ゴールドのグラデーションを作ってみて下さいね。

このままのスタイルでは少し髪に重い印象があるので、グラデーション染めが終わったら全体的に梳いて毛量を減らし、コテやヘアアイロンなどで少しうねりクセをつけてカラーリングで傷んでいるようにスタイリングするとスージーらしく仕上がると思います。

それでは、ウィッグの準備ができたら次は衣装を用意していきましょう。

Dead By Daylightスージーのコスプレ衣装の作り方

スージーは比較的リアルクローズ(普段着)寄りの衣装なので、自作するよりも既製品をうまく改造した方がリアルな衣装が作れるのではないかと思います。

似たような既製品を改造しながら、楽にたのしく衣装を準備していきましょう!

マスクは面芯に粘土を盛るのがおすすめ

マスクは土台に面芯を使って作るのがおすすめです。

紙粘土のみで製作すると、落としただけで割れたり、運搬の際にひびが入る可能性があるので出来れば土台に面芯を使った方がよいです。

土台があるならば、粘土は百均の紙粘土でも充分だと思います。もちろん質感や強度にこだわる方は他の粘土・素材でお面を作ってみて下さい。(ただし重さには充分注意して下さい)

スージーのお面は、割れ目が糸で縫われているようなデザインなので、糸になるものを用意しましょう。たこ糸でもよいのですが、結構硬そうな雰囲気なので針金を使用するのがおすすめです。(貼り付け易いですしね……)


お面を作る大まかな流れは以下の通りです。

  1. 紙粘土を三つに分けて、割れ目を再現するように面芯に盛る
  2. 縫い糸の端の四角いパーツを粘土で作る
  3. しっかり乾燥させる(できれば一週間ほど)
  4. シャーペンや定規の角などの尖ったもので全体的に薄くキズを付ける
  5. 面と四角パーツにベース色として全体を黒~こげ茶で塗る
  6. 乾燥させたら、ドライブラシで全体を銀で塗り、茶や赤で汚し塗装をする
  7. 針金を植える(端を曲げて接着剤を塗り、粘土に挿して固定)
  8. 針金の端(植えているところ)に四角いパーツを貼る
  9. 仕上げに半光沢かツヤ消しのクリアスプレーを噴く
  10. 面芯の端の穴に紐かゴムを通して顔に合うように調整する

筆者なら大体こんな流れで製作をしていきます。使用する塗料は水彩絵の具でもなんでもよいと思いますが、ドライブラシをするならラッカー塗料などの有機溶剤系がいいと思います。

もう少しサクッと作りたい場合は、ディティールの作りこみ(工程4)を省略したり、塗装を簡略化(ベース色を塗らずに銀+割れ目に黒を塗るだけ)するとよいです。

チョーカーはプチプラでサクッと揃えよう

少し前までならclaire'sなどのプチプラアクセサリー店でパンキッシュなアイテムが売っていましたが、今はすっかり造花ばっかり売っているので店頭で探すのは諦めてさっさと通販してしまいましょう。


スタッズなど何もついていないシンプルなベルトチョーカーなので比較的安く手に入りやすいのではないでしょうか。

ヘタに自分で作るより買ってしまった方が安いので、細部までどうしてもこだわりたいという方以外は既製品を活用してしまった方がよいと思います。私ならぜってー作らないです。面倒なんで!

パーカーはポケットと血糊がポイント

かなりオーバーサイズのパーカーを着ているようなので、メンズXLのプルオーバーパーカーか、男女兼用のストリート系のビッグシルエットパーカーを活用しましょう。ポケットのあるものを選んで下さい。


オーバーサイズのプルオーバーパーカー自体はかなり既製品が存在するのですが、スージーの着ているようなにごった色合いの黒のような緑のようなものはなかなかありません。

色味もバッチリ再現したいという方は、緑かダークグレーのパーカーを購入して黒・茶・緑などの染料でトーンダウンするように染めるのがよいと思います。(白から染めるのは大変なのでおすすめしません……)

布染め用の染料は綿・レーヨン用、ポリエステル用など、素材によって商品が異なるので、購入の際はベースにするパーカーに合わせて染料を購入して下さい。


髪色がピンクのスキンの場合は背中に、エメラルドのスキンでは前面に「FAIRVIEW」「1996」のテキストが入っているので、無地のパーカーに後から自分で模様入れをするという形で再現しましょう。

模様入れの方法はいろいろありますが、リアルクローズ系の衣装なのでフェルトを貼ってミシンでステッチをかけたり、アイロンプリントで再現するのが自然に見えてよいと思います。

コスプレ衣装向けの模様入れの方法は他にもあるので、以下の記事を参考に自分好みの方法を探してみて下さい。


また、スージーの衣装はガッツリ血で汚れているので加工が必要なのですが、服につける血は皮膚用の水溶性の血糊ではなく、耐水性のある塗料で血を再現しましょう。

水溶性のものを使用すると、汗やペットボトルなどについた水で落ちてしまい、他の人の衣装や撮影場所を汚してしまう可能性があります。必ず耐水性のものを加工をして下さい。アクリル絵の具などがおすすめです。


ちなみに、緑や黒を少量混ぜると血のような赤になるそうです。(私はまだ試したことないので絶対とは言い切れませんが……)

腹部のポケットは端が取れかけているので、少し糸をとっておきましょう。もともと縫ってあった場所に白い手縫い跡?があるので、忠実に再現したい方はそちらにももう一手間かけてみて下さい。

スカートは全く同じチェック柄を探すのが難しいかも

スージーのスカートは推しの衣装に使われていると血の気が引くことで有名なタータンチェックです。正直、デザイン画と全く同じ配色のチェック模様は見つからないと思っておいた方がよいです。

とはいえ、比較的ベーシックな赤チェック(緑髪スキンでは緑スカート)ですので、限りなく近い似たスカートは比較的手に入りやすいと思います。


スージーのスカートは裾がほつれているデザインなので、購入したスカートにダメージ加工を施す必要があります。

  1. スカートの裾を3ミリほどの幅で一周切り、指で織り糸を引っ張ってほぐす
  2. 劣化させたい場所を紙やすりで荒らす
  3. ほつれが止まらない場所にほつれ止め液(ピケ)を塗る

大体こんな流れでスカートにダメージ加工を施してゆきます。


ほつれ止め液はあると重宝するのでこれを機に買ってみてはいかがでしょうか。(ほつれ止め液の代わりに薄めた木工用ボンドを染み込ませてもよいのですが、作るのが面倒なのでピケを買ってしまったほうが断然楽です)

タイツは厚手のものを慎重に加工しよう

タイツは肌が透けないものなので、しっかり厚めのものを用意しましょう。個人的には80デニール以上のものがいいかなと思いますが、脚が太くなるのが気になるという場合はギリギリ60デニールでもありかもしれません。


左足の膝に小さい穴が、右足の腿にべったりと血がついているので、他の場所と同じように加工をしていきましょう。

穴は実際にタイツを履いてみて、膝に当たる部分をほんの少しだけ切って、開けた穴を指で少しずつ伸ばして広げるようにするとよいと思います。あんまり勢いよくやると伝線して丸ごとダメになるのでご注意下さい。

右腿の血糊はパーカーの時と同じように、水溶性の血糊ではなく耐水性のアクリル絵の具などの塗料を使用して加工しましょう。原液に近いドロドロのまま塗ると比較的発色しやすいです。

実際に履いた時のようにタイツを伸ばした状態で塗るのですが、ほんとに履いて塗ると乾くまで履きっぱなしになってしまうので、古紙をグシャグシャに丸めて棒状にしてラップを巻いたアンコを詰めて塗るのがおすすめです。

靴はハイカットスニーカーに汚し加工を

どう見てもコンバースのハイカットスニーカーなのですが、いくらスージーのためとはいえコンバースのスニーカーにあそこまで汚し加工をして衣装専用シューズにできるのは一部の富豪だけかと思います。

ですので、ヒラキやご近所のしまむらなどで似たようなものを探してくるのが……いいんじゃないかな……。

血糊はパーカータイツと同じように耐水性の塗料を使用して下さい。土汚れを再現するなら、血糊加工をする前に雨の日に砂場でも歩いてきましょう。タダで汚せます。(付着した砂などは払い落としておきましょうね)


以上、Dead By Daylight(デッドバイデイライト)のキラー「リージョン」のスージーのコスプレ衣装の作り方をご紹介致しました。

既製品を活用できるリアルクローズ系なので、コスプレ衣装作りが苦手な方も是非チャレンジしてみて下さい。

さて、せっかくここまでしっかり衣装を作ったのですから、ついでに武器も作ってみましょう。また武器についての注意点も一緒に確認してみましょう。

デッバイ・スージーの武器の作り方と注意点

スージーの武器はナイフではなく、折れた定規に金属製のコンパスをマスキングテープで貼り付けたものです。こわっ。

Donnary21stさんが公開している設定画では、どうやら黄色い方の定規は木製(割れた所から細い繊維が飛び出しているので)で、銀色の方は金属製でしょうか。

ボランティアスキン(髪色がピンクのほう)では黄色の定規を、放課後スキン(髪色がエメラルドのほう)では銀色の定規を持っているように見える……ので、コスプレしたい方のスキンに合わせて製作していきましょう。

こちらの定規がかなり近いデザインで比較的手に入りやすい金額なのではないでしょうか。数字部分はお好みで黄色で塗り潰してしまうとよいです。


新品の定規をさっそく壊すのはなんだか気が引けてしまいますが……加工する際は、一度カッターなどで折りたい形に結構しっかりめに切れ目を入れてから力を加えるとキャラデザのように斜めに折ることが出来ると思います。

ちなみに放課後スキンのほうの武器も(金属を折るのは大変なので)こちらの定規を購入して銀色に塗るのがよいと思います。

貼り付けられているコンパスは、学校などで使ったことのあるものではなく製図用のものに近いのではないでしょうか。これとかどうでしょう。


こちらのコンパスを黄色いマスキングテープで貼り付けるのですが、本当にマステのみだとズリ落ちると思うので、グルーガンなりGボンドなりでしっかり貼り付けておくことをおすすめします。その上からマステを貼ってみて下さい。

さて、これでスージーの武器を再現することができそうですが、このままだと本当に凶器ですので、危なくないようにしっかりと鋭利な部分を保護して下さい。間違ってもそのまま持ち出してはいけません。

スージーの武器製作における注意点としては、

  • コンパスの針が定規からはみ出さないように貼り付ける
  • ペンチなどでコンパスの針の先端部分を少し折る
  • 定規の尖った部分とコンパスの針にしっかりグルーガンなどを盛って保護する
  • どんなにしっかり保護してもレイヤー以外の方がいる会場には持って行かない

以上のことを絶対に守ってください。「ハロウィンイベントなら持ち出してもいいでしょ」と思うかもしれませんがダメです。グルーガンをどんなに厚く盛ってもどう見ても凶器です。

野外コスイベはもちろん、室内コスイベでもレイヤー以外の利用客がいる場合は持っていかないで下さい。しっかりと保護した上でのコスプレスタジオでの使用だとしても撮影時以外はしまっておいて下さい。

あと「デザインが損なわれるから保護したくない!」と思う方もいらっしゃるかと思いますが保護しないなら自宅で撮影して下さい。コスプレスタジオにも来ないで下さい。

盛ったグルーガンなどの保護剤は、血糊代わりの赤塗料でベタベタ塗りたくればそこまで目立たなくなります。大丈夫です。

(ちなみにグルーガン以上にしっかり保護できるおすすめのアイテムがあったら教えてください。グルーガンだとやろうと思えば針なんかは貫通してしまうので……)

まとめ

  • ウィッグはホワイトゴールドをベースにグラデーション染めをするのがおすすめ
  • コスプレ衣装はパーカー、スカート、ベルトチョーカーなど既製品を活用
  • 武器は定規と製図用コンパスで作れるが、危険な部分は必ず保護し取り扱いには充分注意すること

以上、Dead By Daylight(デッドバイデイライト)のキラー・リージョンのスージーのコスプレ衣装の作り方についてまとめてみました。

既製品ベースだし記事も短く済ませられるだろう……と思って書き始めたらとんでもない長さになってしまいましたが、スージーコスにチャレンジしてみたいという方の力になれれば幸いです。

みんな! ルールを守って楽しく殺人鬼やろうな!