コスプレ界の「着ただけレイヤー」とは?その定義や基準

(2018/05/16 再編集)

コスプレの併せ募集やコスプレイヤーさんのSNSのプロフィールに「着ただけレイヤーお断り」と書いてあることがありますが、着ただけレイヤーとは一体どういう状態を指しているのか、皆さんご存知でしょうか。

筆者が初心者の頃はこの着ただけレイヤーの基準が分からず、バッシングされるのが怖くてやたらと怯えながらコスプレをしていました。

今回は、着ただけレイヤーだと叩かれるのが怖い……という初心者レイヤーさんに向けて、着ただけレイヤーの定義や基準についてまとめてみました。

「着ただけレイヤー」の定義は?

着ただけレイヤーの基準は人によって異なりますが、

  • その作品やキャラクターが好きではないのにコスプレをしている人
  • 理由なく髪型やメイク・衣装の再現を省略している人

この二点のどちらかを指している場合がほとんどです。

作品やキャラクターが好きじゃないのにコスプレしたら着ただけレイヤー?

ほとんどのコスプレイヤーさんは「作品やキャラクターへの愛を表現するため」にコスプレをしています。作品やキャラが好きであることが前提の行為、あくまで主役はキャラクター、という認識の方がほとんどです。

作品やキャラを知らないのにコスプレをするというのは「自分を可愛く見せるため」「可愛い衣装を自分が着たいから」が理由ではないでしょうか。

そういった「自分が主役のコスプレ」をする人は、そのキャラクターの衣装を着ただけのキャラ愛のないコスプレ、という意味で「着ただけレイヤー」と呼ばれています。

理由なく髪型やメイク・衣装の再現を省略したら着ただけレイヤー?

髪型を真似ず、メイクを工夫せず、似た衣装を着ただけでも確かにコスプレではありますが、現在活動中のコスプレイヤーさんの多くは髪型なども含んだ「全身コスプレ」を前提にしているように思えます。

そのため、完コス主義のコスプレイヤーさんでなくとも髪型や衣装の再現・メイクの工夫はある程度しているのがふつう、という認識の方が多いと思います。(もちろん体質的な問題で出来ない場合は省略してOKです)

全身コスプレなのか、衣装を着るだけのコスプレなのかの区別の意味も込めて、理由なく髪型や衣装再現・メイクの工夫をしていない方は「着ただけレイヤー」と呼ばれているのだと思います。

以上、私の思う着ただけレイヤーの定義をまとめてみました。さて、次はなぜ着ただけレイヤーが嫌われ、避けられるを考えてみましょう。

なぜ着ただけレイヤーは嫌われる・避けられるのか

前述の通り、コスプレイヤーさんのほとんどは、漫画やアニメ・ゲーム・小説などなにかの作品やそこに登場するキャラクターのことが大好きな方です。

作品やキャラクターが好きだからこそコスプレし、同じ気持ちの方とコスプレを通してその作品の素晴らしさを分かち合いたい、というコスプレイヤーさんが大多数と思います。

作品やキャラクターを愛している者から見れば、自分を可愛くするためにそのキャラクターの上っ面だけをさらってコスプレをするというのは、大好きなキャラクターを利用されているようであまりよい気分にはならないのです。

ですので、そういった方と関わりを持たないようにするためにプロフィールに「着ただけレイヤーお断り」と記載しておくコスプレイヤーさんがいるのだと思います。

また、併せ募集の際の「着ただけレイヤーお断り」は、衣装を着るだけで楽しむのではなくある程度のキャラ再現も楽しむ人と写真を撮りたい、という意味で書かれていると思います。

着ただけレイヤーお断り=完コス主義ではありません。キッチリキャラクターを再現しているコスプレイヤーのみを募集したい、という訳ではなく、自分と違う楽しみ方をしている人の応募を避けるために書いているのです。

さて、このような理由から着ただけレイヤーさんは嫌われたり避けられたりするのですが、時々着ただけレイヤーさんをバッシングしている人を見かけます。果たして着ただけレイヤーは「叩かれてもしょうがない」のでしょうか。

着ただけレイヤーはバッシングを受けて当然?

確かに多くのコスプレイヤーさんとはコスプレをする目的が違いますが、だからと言って着ただけレイヤーさんをバッシングしてもよいということにはなりません。

その作品やキャラクターを愛する者からすれば不愉快かもしれませんが、私は「いつもと違う自分への変身」を楽しむことを目的としたコスプレのスタイルも存在してよいと思います。

また、再現度を気にしない気楽なコスプレも一つのスタイルとしてアリだと思います。ウィッグも靴も全部揃えなくても、キャラと同じ衣装を着るだけで充分楽しいという方もいらっしゃいます。

しかし、相容れないのは確かです。着ただけレイヤーというだけで叩いていい理由にはなりませんが、目的の異なるコスプレですから、作品はおろかコスプレそのものの楽しみさえも分かち合うことは困難です。

ですので、全身コスプレを前提とするコスプレイヤーと、そうでないコスプレイヤーは上手く棲み分けて、お互い平和にコスプレを楽しんでいければと思います。

まとめ

  • 着ただけレイヤーとは、作品やキャラクターを知らずにコスプレしたり、衣装を着ただけで髪型などを工夫しないコスプレイヤーのこと
  • 自分と違う目的のコスプレイヤーと関わらないようにするため、着ただけレイヤーは避けられている
  • 着ただけレイヤーだからと言って叩いていいことにはならない

以上、着ただけレイヤーの定義と問題点について私の考えをまとめてみました。

人によって基準や意見がかなり異なるテーマではありますが、今回の記事を参考に自分なりの考えを持って今後他のレイヤーさんと交流してみて頂ければと思います。