「ほうれい線対策だけでなく、顎や目にもテーピングをしたい……」となった時に気になるのがテーピングをする順番。
これまでは自己流でやっていたけれど、一度他の人がどういう順番でやっているか知っておきたい! という方に向けて、今回は筆者が実際にしているテーピングの順番を公開いたします。
現役レイヤーおすすめのテーピングの順番をご紹介!
テーピングの順番はレイヤーさんによって異なるとは思いますが、私個人としては↓下から上↑へテーピングをしていくのがおすすめです。
例えばテーピングをするポイントが眉間(蒙古ひだ対策)、目尻、頬、顎なのだとしたら、
- 顎
- 頬
- 目尻
- 眉間
の順番でテーピングするのがおすすめです。

上からテーピングすると、どうしても「この肉をなんとかしなきゃ」と上のテーピングを必要以上にキツく設定してしまい、肌に余計な負荷をかけてしまう可能性があります。
また、それとは逆に「この肉はあとで持ち上がるから……」と上のテープを甘く設定すると、あとで下から肉を持ち上げる際、こめかみ付近に持ち上げ損ねた肉が段を作ってしまい、変な位置にシワができることも……。
一方、下から順番にテーピングをすれば、「この位置のたるみはもっと上のテーピングで引っ張れるから……」とムダ肉の分散配分を目で見ながら調節することができます。
必要以上に引っ張ってしまう可能性が低く、下から持ち上げれば途中で肉が段になってしまうこともないので、下からテーピングをした方が簡単だと思います。
ちなみに、テーピングの場所別の順番ではなく、コスプレ全体から見た時のテーピングのタイミングはこちらの記事をご覧下さればと思います。
さて、先ほどご説明したとおり、複数個所のテーピングを行う場合は注意すべきポイントがいくつかあります。
複数個所テーピングする時の注意点やコツは?
先ほども少し触れましたが、顔のテーピングを複数か所に行う場合は、一か所テーピングをするだけの時よりも貼り方に注意が必要です。
他の箇所のテーピングからの影響を考慮する
前項の通り、テーピングが複数あるため他のテーピングと今貼るテーピングがどのように干渉し合うかを考えてテンションを調整しましょう。
例えばフェイスライン作りは、顎のテーピングだけでなく頬のたるみ対策テーピングでも調整することができます。
顎のテーピングだけでフェイスラインを完成させようとキツくテンションをかけすぎると、横を向いたり上を向く際に少し範囲が制限されてしまいますので、頬のテーピングと合わせて上手く肉を分散させて下さい。
他にも、タレ目を作りたい場合は、頬のテーピングを上向きではなく後ろ気味に引っ張るなど上手く調節してみて下さい。
一本だけ剥がれた時に張り直せるよう、重ならないようにテープを貼る
メイク最中にもしテーピングが再起不能なほど剥がれてしまった時や、後になって「やっぱりこのテープやり直したい!」となった時、そのテープを剥がしやすいように他のテープと重ならないようにするのがおすすめです。
他のテープと重なっていると剥がさずにカットしなければなりません。
頭頂部付近で重なっているのであればカットでもよいかもしれませんが、比較的顔周りに近い場所や隠れない位置で重なっていると、カットした際にモッサリしてしまいます。
また、全部の肉を同じ方向に持ち上げるとどうしても不自然な肉の寄り方になるので、テープ云々もそうですが、基本的には放射状に引っ張る(=テープが重ならない)ようにするのがおすすめです。
さて、複数か所テーピングをする時の順番、注意点をまとめてみましたが、次は「テーピングをする場所によってテープを使い分けるべきか」を考えてみましょう。
テーピングする箇所によってテープは使い分けるべき?
個人的には、場所別にテープの種類を分ける必要はないと思います。
使いなれたテープであればどの個所も同じテーピングで問題ないと思いますが、もし全ての場所を同じテープでテーピングをしていて不都合を感じたら別のテープを試してみるとよいと思います。
例えば、サージカルテープで顎(首)のテーピングをした際の突っ張る感覚が気になる場合はテーピングテープを使用してみるとよいかもしれません。
サージカルテープは少しパリパリしたテープ(上)、テーピングテープは伸縮性のあるベージュのテープ(下)です。
逆に、体の動作に影響しないツリ目・タレ目のテーピングは伸びないサージカルテープでしっかり固定しておいた方がよいと思います。
まとめ
- 顔のテーピングを複数か所行う場合は、下から上に向かってテーピングするのがおすすめ
- テーピングをする際は他の個所のテーピングの影響やテープの重なりに注意
- 場所別にテープの種類を変える必要はないが、不都合があるなら変えてみた方がいいかも
以上、顔のテーピングを複数か所行う場合の順番と、その場合の注意点やコツなどについてまとめてみました。
以上は筆者が実際にテーピングをしていて感じたことをまとめたものですので、もしかすると私とは逆に上からのテーピングの方がやりやすいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
私は下からをおすすめしますが、やりにくい場合は別の順番も是非試して、自分にピッタリの方法を探してみて下さいね。