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着ぐるみの目がくもる原因と対策方法まとめ


先日、初めて着ぐるみでのコスプレをしたのですが、「撮影時以外脱いでいるから大丈夫だろう」と何の対策もせずに当日を迎えたらヘッドを被った瞬間から目が曇ってしまってとても大変でした……。

今回は同じように「着ぐるみを着たら目がくもってしまった」という方に向けて、的確に対応するために着ぐるみの目がくもる原因と対策方法をまとめて記事にしました。

  1. 着ぐるみの目がくもるのは、目と着ぐるみ内の温度差が原因
  2. 着ぐるみの目のくもり防止のためにするべきこと
  3. 対策をしてもどうしても目が曇る場合は?
    1. 通気孔を大きく取り、マスク内に熱気が篭らないようにする
    2. アルミパンチ製の目に変える

着ぐるみの目がくもるのは、目と着ぐるみ内の温度差が原因

着ぐるみの目がくもるのは、冬にマスクをすると眼鏡がくもる、ラーメンを食べる時にメガネがくもるのと同じで、着ぐるみの目の板と着ぐるみ内の温度差が原因です。

着ぐるみ内はふつう、自分の吐いた息によって温度が上がります。しかしほとんどの場合、マスクそのものは外側の温度と同じ=マスク内の温度よりも低いはずです。

するとどうなるのかというと、マスク内の温かい空気が着ぐるみの目(塩ビ板やプラ板など)に触れて冷やされることによって、空気内に含みきれなくなった水分が目に付き、目がくもってしまうのです。

着ぐるみはどうやっても内側が暖かくなってしまうので、覗き穴に塩ビ板・プラ板などの透明な板を使用して視界を確保するとどうしても起こりうる問題です。

しばらくすると目の透明板の温度が上がりくもらなくなるのですが、そんなのは待っていられないので前日までにしっかりと対策をしておきましょう。

着ぐるみの目のくもり防止のためにするべきこと

着ぐるみの目のくもり防止には、ヘッド装着前にくもり止めを塗布するのがおすすめです。

メガネ・ゴーグル用のリキッドタイプのものは、曇り止めを垂らしたあとに水洗いする必要があるため既に貼り付け済みの着ぐるみには使用できません。

個人的におすすめなのは、ヘルメットに使用するスプレータイプのくもり止めです。

スプレータイプであればマスク内部の目のパーツにも楽に噴きかけられますし、こちらの曇り止めスプレーであれば水洗いする必要もないので手軽に曇り止めをすることができます。

ただし、スタジオの更衣室やイベント会場ではスプレーの使用が不可能な場所もあるため、くもり止めは全日~出発前までに済ませておくようにしましょう。

さて、くもり止めスプレーをご紹介しましたが、素材や環境によってはくもり止めの効果があまり発揮されず、対策をしたにも関わらず目がくもってしまう可能性もあります。

諸事情で曇り止めスプレーが使用できない・したくないという方もいらっしゃるかと思います。

そんな時はどのような手段を取るべきか、いくつか考えてみました。

対策をしてもどうしても目が曇る場合は?

くもり止めスプレーをしても効果がない場合や、臭いが苦手でスプレーを使用したくない場合は別の方法でくもりを回避する必要があります。

単純な手ではありますが、スプレー以外のくもり止めの方法を2パターンまとめておきます。

通気孔を大きく取り、マスク内に熱気が篭らないようにする

作る着ぐるみのキャラクターにもよりますが、口を開けたデザイン(開口ギミック含む)のマスクにして通気をよくするという手段は多少有効だと思います。

通気孔がないヘッドよりもヘッド内の温度が室温に近付くので、目のくもりがおさまるスピードも速くなるのでは……と考えています。(実際に比べたことがないのでハッキリと断言できずすみません)

とは言え、例えば冬の野外イベントなどで着ぐるみをすると、口に大きく通気孔を取ったからといって「全然くもらない!」なんてことにはならないので、通気孔は補助的な役割として考えて頂いたほうがよいと思います。

アルミパンチ製の目に変える

どうしても透明板を使った目にしたい、というこだわりがないのであれば、透明板を使わない=絶対にくもらないアルミパンチ製の目に変えてしまうのが確実な解決方法です。

アルミパンチ製の目は景色を穴から障害物ナシで覗くので、マスク内外(マスク内と目の素材)にどんなに気温差があってもくもることはありません。

くもり止めスプレーを使用しても、通気孔を作ってもくもってしまう、という場合は一度アルミパンチ製の目を試してみて下さい。

アルミパンチ製の目の作り方は過去にまとめた記事を参考にして頂ければと思います。


まとめ

  • マスク内の温かい空気が目の素材に冷やされて水分が透明板についてしまうせい
  • くもり防止にはヘルメット用のくもり止めスプレーがおすすめ
  • どうしても目がくもってしまう場合はアルミパンチ製の目に変えてみるのも一つの手

以上、着ぐるみの目のくもり対策についてまとめてみました。

ただでさえ視界の悪い着ぐるみの目がくもってしまうと全く身動きが取れなくなってしまい危険な上、周りにも迷惑をかけてしまうので、くもり対策は必ず行うことをおすすめします。